オーナーの声
かめ@川崎 様
http://www.saltbeach.jp/
神奈川
カムロード ディーゼル4WD
エリート ブリテン
2006年3月納車


はじめまして。関東圏在住平日キャンパーのかめ@川崎です。4シーズン使用しましたので、デイブレイクのお奨めをまとめてみました。長文ですがキャンピングカー購入の際の参考になれば幸いです。

 

キャンピングカー購入前は、ミニバンで車中泊旅行をしていました。テントキャンプは殆んどしていません。キャンピングカーショーで欲しい欲しい病に感染し、散々バンコンを検討した結果、デイブレイクを選びました。詳細はHPで公開しておりますので参考にしてください。

 

まずデイブレイクはキャンピングカーというより、オールマイティーカーです。よってアウトドアキャンプのみが目的ならば、勿体無くてお奨めできない車です。もし観光旅行、くるま旅を想定しているならば、デイブレイクはかなりお奨めです。

 

私がオールマイティーカーと表現するのは、物理的な広さ以外全てをカバーしているスペシャルカーだと思うからです。コンセプトがしっかりしていて、全てに於いて理由があります。

 

具体的にいうならば、快適装備の要である発電機を搭載していることで、電気が自由に使えます。その容量は28Aですので、ワンルームマンションの30Aと同等ですので、全ての家電が利用可能です。大電力を必要とする、エアコン、電子レンジ、オーブン、炊飯器、ホットプレート、ドライヤー等が、まるで家の中にいるかのように普通に使えてしまいます。発電機にはエコスロットルがついているので、大電力を必要としないときは静かな運転です。

 

十分な電力を備えたことにより、ルーフエアコンが当たり前のように使えます。旅行はアウトドアキャンプと違い、次の日の為にゆっくり睡眠し疲れを取りたいものです。エアコンがあれば蒸し暑くて眠れないなんてことがありません。

 

キャブコンはどれも同じように見えて、微妙にサイズが違います。デイブレイクの基本サイズは全長499cmの幅193cmです。これには重要な意味があります。フェリーは5mを超えると料金があがります。幅2m以下は小型枠の駐車スペースに入りますので、都市のコインパーキングも利用できます。観光地には狭い場所も多く、都市部も狭いところが多いです。もちろんバンコンの方が機動性は上ですが、室内空間、装備、積載力はキャブコンが上です。広くて小さいを実現させるには、まさに最適サイズです。

 

デイブレイクの特徴は小さいキャブコンなのに2ルームを実現していることでもあります。とても画期的なアイデアで、狭いながらも色々な使い方が出来ます。もちろんゲストを迎えて使うことも出来ますし、子供の個室にも使えます。勉強って毎日の積み重ねが大切ですので、旅行中に1時間でもドリルなどに集中させることは大切です。逆にお父さんの仕事用にも使えます。もちろんベッドにも変形できますので、あらゆることに対応できます。2段ベッド、1段ベッドにプラス棚にしたり、自由自在。固定ベッドではなくフレキシブルに使えることで、TPOだけでなく長期的にみたライフスタイルの変動にも対応できます。

 

マックレーの最大の特徴は、渡辺社長の融通性です。パッケージされた車をそのまま使えという姿勢ではなく、もともとオールマイティなつくりであっても、ユーザーのライフスタイルに合わせた受注生産を行っています。この世に同仕様のデイブレイクは存在しないといっても過言ではありません。その代償に半年近い納車待ちが発生しますが、気に入って末永く使う愛車を作るには必要な時間でしょう。

 

マックレーはユーザーの声に応える姿勢なので、ときに現ユーザーに残酷な場合があります。それは進化し続ける定めなのでしょう。ユーザーが「発電機を床下に納まれば、収納庫が広く使えるのに」「リモコンで発電機回せたら便利」と言えば、後にそれを実現させる。私も「どうせエアコンで高さ308cmならば、バンクベッド部分も高くても良いのに」「外部電源と発電機の自動切換えリレーがあると便利」「キャブコンのデメリットである、乗り心地と走行安定性の改善にスマイルファクトリーと提携すると良いのでは」と言ったところ、すぐに実現させました。今後も進化を続けるのでしょうが、現在は十分に成熟の域であると思います。

 

デイブレイクを有効に活用するためには、発電機が使える環境を選ぶことが大切です。発電機非搭載のビルダーは「発電機使えるところは殆んど無い」なんて言いがちですが、そんなことはありません。もちろん静かな道の駅や周囲に民家があるところは避けなくてはなりません。比較的容易に使えるのは、高速のSAやPAですが、一般道ではトイレのないパーキングが狙い目です。真の完全自立型を目指しトイレを装備することを強くお奨めします。普通の車で車中泊する場合、必ずといって良いほどトイレのある場所を選びます。要するにトイレがあれば、車の集まらないパーキングに泊まることが出来ます。例えば道の駅には沢山停まっているのに、500m離れた駐車場や臨時駐車場には1台も停まっていなかったりします。夏場のチェーン脱着場は殆んど車はいません。海岸線は波の音にかき消され、雨の日は雨音にかき消され、スキー場は雪で音が吸収して使い放題です。けっこう使える穴場は沢山ありますので、場所を選ばないためにも是非トイレを装備することをお奨めします。

 

購入前は旅行用のキャラバン目的でしたが、購入後にキャンピングクラブに入り、キャンプ会に参加するようになりました。旅行用であっても当然キャンプもこなせます。更に通勤やショッピングにも普通に使っています。飲み会などで帰りがタクシーになるときは、デイブレイクを最大1日1500円などの安いコインパーキングに停めて、お酒飲んだ後はデイブレイクで就寝という使い方も出来ます。まさにオールマイティに活躍しております。

 

マックレーのユーザーは、他社のキャンピングカーに乗っていて不満が出た方が選ぶという、比較的買い替えユーザーが多いようです。私は最初に買ったのがデイブレイクで、現在大変満足しております。しかしキャンピングカーは多種多様であり、マックレーが全てではありません。高額な買い物ですので、自分のライフスタイルに合った車を、じっくり検討してください。デイブレイクは他より高い分、ライフスタイルの変動に対応しやすい車だと思います。一度は検討する価値のある車だと思います。

 

長くなりましたが、マックレーを選ぶ選ばないに関わらず、皆様が良い買い物をし、良いキャンパーライフが送れることをお祈りいたします。